コンカフェ用語集|初心者が最初に覚えたい基本用語30語をやさしく解説

コンカフェ用語とは、コンセプトカフェの店内やSNSで使われる独特の言葉のことです。初心者がコンカフェで戸惑う理由の多くは、この用語の壁にあります。この記事では、全国のコンカフェ情報を扱うKosslet編集部が、初心者がまず覚えたい基本用語30語を「システム」「接客・キャスト」「推し活・応援」「イベント」「客側の文化」の5カテゴリに分けて解説します。辞書のように、わからない言葉が出てきたときに引いて使ってください。

この用語集の使い方

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用語は使う場面ごとにカテゴリ分けしてあります。来店前なら「システム用語」、店内で聞き取れない言葉があったら「接客・キャスト用語」、SNSの告知を読むなら「イベント用語」から探すと早く見つかります。

先にお伝えしたい大事な前提が2つあります。1つ目は、用語の意味や呼び方は店によって少しずつ違うことです。この記事では一般的な使われ方を解説しますが、迷ったら店のスタッフに聞くのが確実です。2つ目は、用語を知らなくても入店に何の問題もないことです。キャストは初心者への説明に慣れているので、用語集は「覚えてから行く」ためではなく「聞いた言葉を後から確認する」ために使えば十分です。

システム・料金の用語

まずは会計に直結する用語です。ここだけは来店前に目を通しておくと安心です。

用語意味
チャージ(セット料金)席に着くこと自体にかかる基本料金。「60分〇〇円」など時間制が多い
延長設定時間を超えて滞在すること。延長分のチャージが追加される
ワンオーダー制チャージとは別に、1人1品以上の注文が必要なルール
飲み放題(飲み放)一定料金で自分のドリンクが定額になるプラン
サービス料・TAX会計合計に対して一定割合で加算される料金
ラストオーダー(ラスオ)その日の最後の注文受付。閉店や自分の退店時間の前に案内される
お会計(お帰り)退店時の精算。店の世界観に合わせた独自の言い回しを使う店もある

チャージ|座った時点で発生する基本料金

チャージは飲食代とは別にかかる「席料」です。時間制の店では延長のたびに積み上がるため、会計の土台になる重要な数字です。金額や時間の区切りは店舗により異なるので、入店前に必ず確認しましょう。

ラストオーダー(ラスオ)|コンカフェ特有の文化がある

ラストオーダー自体は一般の飲食店と同じ意味ですが、コンカフェでは「ラスオでキャストドリンクを一杯」という応援文化が根付いている店もあります。もちろん注文は任意です。閉店間際は会計が混みやすいので、時間に余裕を持った精算をおすすめします。

接客・キャストに関する用語

A barista in a plaid shirt and apron using a tablet at a wooden counter
Photo by Nathan Dumlao on Unsplash

店内でよく耳にする、働く側にまつわる用語です。世界観を大切にする店ほど、独自の言い回しが増えます。

キャスト|接客を担当するスタッフ

コンカフェで接客するスタッフの総称です。店のコンセプトに合わせて「メイドさん」「店員ちゃん」など別の呼び方をする店もあります。キャストはそれぞれ源氏名(活動名)を持っており、本名を尋ねるのはマナー違反です。

お給仕(おきゅうじ)|キャストが働くこと

キャストが出勤して働くことを指す言葉で、メイドカフェ文化が語源です。SNSで「本日お給仕です」とあれば「今日出勤します」という意味になります。派生語の「おきゅいん(お給仕イン)」は勤務開始、「お給仕終了」は退勤を表します。出勤情報を追うときに必ず出てくる用語です。

コンセプト|店の世界観そのもの

メイド、学園、アイドル、和風、病みかわいい系など、店が掲げるテーマのことです。コンカフェ(コンセプトカフェ)という名前のとおり、このコンセプトこそが店の商品です。内装・衣装・メニュー名・接客の言葉遣いまでコンセプトに沿って作られているため、世界観を一緒に楽しむ姿勢が歓迎されます。

在籍・卒業・研修中|キャストの状態を表す言葉

「在籍」はその店に所属していること、「卒業」は店を辞めること、「研修中」は入店したばかりで研修期間にあることを表します。卒業は退職をネガティブに響かせないための業界共通の言い回しで、卒業前には卒業イベントが開かれることもあります。

推し活・応援の用語

コンカフェの楽しみの中心、応援文化の用語です。お金が関わる言葉が多いので、仕組みごと理解しておきましょう。

推し|応援しているキャスト

自分が応援しているお気に入りのキャストのことです。アイドル文化から広まった言葉で、「推しに会いに行く」のように使います。複数の推しがいても問題ありませんし、推しを決めずに通うスタイルももちろん自由です。

キャストドリンク(キャスドリ)|キャストへの一杯

キャストにドリンクを1杯ごちそうすることです。「一杯どうですか?」と聞かれたらこれを指します。自分のドリンクより高めの価格設定が一般的で、売上の一部がキャストの収入に反映される店が多くあります。注文は完全に任意で、断っても失礼にはあたりません。

チェキ|インスタントカメラで撮る記念写真

キャストと一緒に(またはキャスト単体を)インスタントカメラで撮影する有料サービスです。撮影後にキャストがペンでサインや日付、イラストを描き込んでくれる「落書き」も含めて楽しむ文化です。料金は1枚数百円〜千円台が目安ですが、店舗により異なります。店内での自由なスマホ撮影は禁止の店が多く、チェキがその代わりの公式な記念手段になっています。

バック|応援がキャストの収入になる仕組み

キャストドリンクやチェキなどの売上の一部が、キャストの給与に上乗せされる仕組みです。客が直接使う言葉ではありませんが、この仕組みを知っていると「キャスドリやチェキが応援になる」理由がわかります。応援は無理のない予算の範囲で行うのが大前提です。

物販・SNS関連|店の外でも続く応援

「物販」は缶バッジやTシャツなどグッズ販売のことです。SNSでは、出勤情報を「シフト」、キャストの投稿への応援リアクションを通じた交流も一般的です。ただしDMでの過度な接触や出勤以外の詮索はマナー違反とされます。

イベントの用語

Illuminated number 18 with balloon decorations
Photo by Gabriel Tudor on Unsplash

SNSの告知を読み解くために必要な用語です。イベントの全体像は一覧表で確認してください。

用語意味
生誕祭(生誕)キャストの誕生日を祝う個人イベント。限定衣装・限定チェキなどが出る
周年祭(周年)店のオープン記念日を祝うイベント。特別メニューや記念企画が中心
コスデーいつもと違う衣装・テーマで営業する企画日
卒業イベント店を離れるキャストの最後の出勤日を祝い見送るイベント
オリシャンオリジナルシャンパン。ラベルなどを特別仕様にしたお祝い用の一本
シャンパンコールシャンパンが入ったときに店全体で行う掛け声・演出
ヘルプイベント時などに系列店や他店から応援に入るキャスト

生誕祭・周年|2大イベントの違い

生誕祭は「キャスト個人」、周年は「店」が主役という違いがあります。どちらも限定メニューやグッズが用意され、予約が必要になることが多い特別営業です。初心者には、主役が店全体で参加の空気がやわらかい周年やコスデーのほうが入りやすい傾向があります。

オリシャン・コール|お祝いの演出

イベントの山場で登場するのがお祝いのシャンパンと、それを盛り上げるコールです。注文した本人だけでなく、店内全体で手拍子や掛け声に参加して場を作ります。注文していなくても拍手で参加してよい、というのがこの文化の楽しいところです。

客側・店の文化に関する用語

最後に、客の側を表す言葉と、知っておくと助かる文化系の用語です。

初見(しょけん)・常連|来店歴を表す言葉

「初見」は初めて来店した客、「常連」は継続的に通っている客のことです。「初見です」と伝えれば、システム説明から丁寧に案内してもらえます。初見であることを隠す必要はまったくなく、むしろ伝えたほうが快適に過ごせます。

ガチ恋・痛客|気をつけたい状態を表す言葉

「ガチ恋」はキャストに本気の恋愛感情を抱いてしまうこと、「痛客(いたきゃく)」は距離感を誤って店やキャストを困らせる客を指す俗語です。どちらも自分がそうならないための戒めとして知っておきたい言葉です。接客はサービスであるという前提を忘れないことが、楽しく通い続ける最大のコツです。

世界観を守る言い回し|「萌え萌え」だけがコンカフェではない

店によっては、入店を「ご帰宅」、客を「ご主人様・お嬢様」と呼ぶなど、コンセプトに沿った独自の言い回しがあります。これらはメイドカフェ由来の文化で、すべてのコンカフェで使われるわけではありません。その店の言い回しに乗って楽しむのが粋な楽しみ方ですが、恥ずかしければ普通の言葉で話しても問題ありません。

用語でやりがちな勘違い・不安

a group of people sitting around a table with drinks
Photo by OurWhisky Foundation on Unsplash

用語まわりで初心者がつまずきやすいポイントを、編集部の視点でまとめます。

勘違い1|用語を全部覚えないと行けない

そんなことはありません。実際の店内で必要になるのは「チャージ」「キャスドリ」「チェキ」程度で、あとは聞けば教えてもらえます。用語を知らない客を笑うような店は優良店ではないので、むしろ店選びの判断材料にしてください。

勘違い2|どの店でも同じ意味で通じる

同じ言葉でも店によって意味や運用が違うことがあります。たとえばチェキの料金体系、飲み放題の範囲、延長の単位などは店ごとにバラバラです。全国の店舗情報を見ている編集部の実感として、メイド系の老舗文化圏とバー寄りの新興店では言葉の使い方がかなり違います。「前の店ではこうだった」を持ち込まず、その店のルールを聞くのが確実です。

勘違い3|働く側の用語を客が使ってもいい

バックやノルマなど給与・運営に関わる用語は、客が店内で口にすると生々しく響くことがあります。意味を知っておくのは良いことですが、会話で使う必要はありません。キャストの収入事情を詮索するのはマナー違反です。

よくある質問

Q. お給仕とはどういう意味ですか?

A. キャストが出勤して働くことを指す言葉です。メイドカフェ文化が語源で、SNSの「本日お給仕」は「今日出勤します」という意味になります。勤務開始を「おきゅいん」と呼ぶ派生語もあります。

Q. チェキは必ず撮らないといけませんか?

A. 任意です。チェキは希望者向けの有料サービスで、注文しなくても失礼にはなりません。記念に残したいとき、推しを応援したいときに、予算の範囲で楽しめば十分です。

Q. 「推し」と「担当」は同じ意味ですか?

A. ほぼ同じ意味で使われますが、「担当」はホスト・キャバクラ文化寄りの言葉で、コンカフェでは「推し」が主流です。店の文化によって使い分けられているので、周りの言葉遣いに合わせておけば間違いありません。

Q. 用語がわからないまま入店しても大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。「初めてです」と伝えれば、料金システムから丁寧に説明してもらえます。優良店ほど初心者への説明に慣れています。わからない言葉が出てきたら、その場で聞くか、後からこの用語集で確認してください。

Q. メイドカフェとコンカフェの用語は同じですか?

A. かなり重なっています。お給仕・ご帰宅・チェキなど、コンカフェ用語の多くはメイドカフェ文化から受け継がれたものです。ただしコンセプトが多様化した現在は、店ごとに独自の言い回しも増えています。

Q. この用語集にない言葉を聞いたときはどうすればいいですか?

A. その店の独自用語の可能性が高いので、キャストに直接聞くのが一番です。「それどういう意味ですか?」という質問は会話のきっかけにもなり、世界観の説明を聞くのもコンカフェの楽しみの一つです。

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